霧ヶ谷湿原観察会と生物多様性キャラバンに参加
2010年 09月 13日
先日、北広島町が今春「生物多様性の保全に関する条例」を制定され、その条例をみんなのモノにすることをめざしす「生物多様性キャラバン」という活動への参加案内が「NPO法人 西中国山地自然史研究会」から届きました。しかし車を持たないkeikoには…と諦めていました。が、赤柴山湿原調査に参加された、安芸高田市の職員さんに声をかけたところ、快く同行を承諾して下さる方があり、午前中の「霧ヶ谷湿原観察会」と併せて参加することができたのです。
講師の説明を聞きながら歩く再生地にはいろいろな工夫がなされていました。
原則的には三面張りの排水路を壊し、所々に自然石で堰堤を作り水を誘導されているのですが、水路がカーブした場所では攻撃面部分の護岸はそのまま残し、前に大きな岩を置き水の力を削ぐとか、観察木道終点傍には撤去前の三面張り水路を参考に残しているとか等の工夫が為されていました。
昨夏は一面を覆い尽くしたように見えていた外来種が陰を潜め、在来種が増えつつあるように思いました。左はアメリカセンダングサに青虫がつき、葉を食べ尽くした場所の写真です。
「人の手は環境整備に留め、移植や移入はせず、生き物の力に任せて今後は見守ってゆきたい」と、講師がはなされていました。
by keikonosato
| 2010-09-13 08:42