霧ヶ谷湿原(八幡湿原自然再生事業地)を見学
2009年 08月 24日
コンクリート張りだった排水路は撤去され、石積みで造られた堰から、蛇行した水路が巡らされ、湿原化は順調に進みつつあるように見えました。地元の方のお話では「先日の豪雨のとき、下流部に水害が発生しなかった」とのことでした。しかし、「安全性と景観性を考慮し」石積に見える堰の中はコンクリートだと知ると、いささか興ざめです。おまけに、予定地最下流部の排水路は未撤去で、かなりの範囲に「丁張り」が打たれ、堰堤が予定されているようにも見受けられました。自然館の書棚にあった資料には、大きな水溜まりが描かれていました。
とはいえ、登山や、湿原見学の人たちを乗せたバスが数台来ます。「高原野菜」が飛ぶように売れ、食堂や喫茶店が満席になっています。さらに、北広島町は自然を守るための条例を制定されています。「これでいいのかな?」と思うことは、多小あっても、自然を生かした特色ある地域振興策は範とすべきだと思います。
by keikonosato
| 2009-08-24 05:55