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広島の中山間地から、日々の暮らしと自然をお伝えします


by keikonosato

ゲンジボタルの里「としま」

梅雨を前に、ホタルがちらほら飛び始めました。振興会活動の一環で「地域情報マップ」の「自然編」をつくろう(「史跡・文化財編はすでにあります)、という話が持ち上がり、春のしだれ桜に続いて、ホタルが飛ぶ場所を調べてみては?、ということになりました。

ゲンジボタルの里「としま」_e0149157_3422755.jpgkeikoは今まで、この地域で見られるホタルの多くが「ヘイケボタル」だと思っていましたが、ご近所さんからの「ゲンジでは?」というご指摘と娘の「ちゃんと同定したほうがいいよ」という声に、数匹つかまえて改めてよく見てみますと…なんと、ゲンジボタルでした! 同定資料として使ったのは手元にあったヤマケイの図鑑とインターネットの情報ですが、体長12〜13mm、光の点滅の間隔、特徴的な頭部の模様からしてほぼ間違いないと思われます。早速「ヘイケボタル」だと適当に教えてしまった方達に電話を入れて謝りました。戸島川・横川・用水路・溝…どこにでも、幼虫の餌になるカワニナがいるので、ゲンジボタルがいてもおかしくないと言つつ、飛んでいるのがゲンジボタルでは?、という発想に至らなかった硬直した頭に反省しきりです。

「きれいな流れのある地域に棲む」と図鑑にありました。戸島川・それにそそぐ谷川・用水路…、至るところにカワニナがいます。現在、4区・5区・6区・7区、8区、ほぼ全地域から「ホタルを見た」という連絡がありました。戸島は「きれいな水の流れる地域」ということなのです。ホタルの光が「食の安全」のシグナルに思えて来ました。
by keikonosato | 2009-06-08 04:41